週刊そーなんだ!歴史編の第3号以降が490円でも売れる3つの理由
2015/10/29
日本史も世界史も苦手科目の@morley_jpです。
つい先日、甥っ子が持ってる改訂版週刊そーなんだ!歴史編の創刊号(100円)を見せてもらいました。
僕は元々、Deagostini(デアゴスティーニ)という会社のこの手の雑誌にはあまり詳しくないんですが、いまさらながら、第3号以降が高くても売れてしまう3つの理由が分かりました。
そーなんだ!
売れる理由その1:創刊号がたったの100円でお試し価格
これはいうまでもないでしょう。
連載もの、特に購読し続けないと価値が半減してしまうような本や雑誌は、最初の1冊目の敷居が高いものです。
しかし100円ならば安心して失敗できるということで、買い手の背中を気持ちよく押してくれます。
売れる理由その2:第2号のバインダーがどうしても必要になるように仕組まれている
創刊号をちょっと読んでもらえば、第2号の付録になっているバインダーがメチャメチャ欲しくなる理由が分かるはずです。
この「週刊そーなんだ!歴史編」というのは、どうやら全号そろえることで日本史と世界史が時系列に網羅されてつながる仕組みになっているようです。
でも、一つ一つの号の中では、織田信長のエピソードが載っているかと思えば人類誕生の歴史など、けっこうバラバラにトピックが分かれています。
創刊号は特に食いつきの良さそうな話題を、各時代から選りすぐって掲載しているような印象を受けましたが、これも読んでもらうテクニックのひとつでしょう。
そういった事情からか、全号そろった暁にはトピックを時系列に並べる必要がでてきます。ですので、ちゃんと、各号のページが簡単に切り離せるようになっているんです。
親切ですねぇ~!
ところが、それだけでは終わりません。
なんと、買ったばかりの時点では、いわゆる冊子の状態になっているんですが、ちょっと読んだりしているうちに1ページ単位でバラバラとはがれていってしまうようになっているんです。
読者層である子供は、わりと雑にページをめくるんですよね。。。
そして、ひとまとまりのトピックごとじゃなくて、1ページずつバラバラになってしまいますので、放っておくとどこかのページだけなくなってしまうのでは、という不安にかられます。
創刊号を読み始めて5分ほど経てば、もう、第2号のバインダーを早く手に入れないといけない状況に追い込まれているわけです。
第2号は240円です。
売れる理由その3:達成感の他にバインダーを埋めなければならない理由がある
バインダーを手に入れたは良いものの、いざ閉じこんでみると、当たり前ですがスカスカの状態です。
さっきも書きましたが、各ページはわりとバラバラです。
小さな穴だけで1ページ全体を支えなければならないわけですが、バカでかいバインダーにスカスカのページが1枚ずつぶら下がっている状態は、きわめて危険です。
いつ切れてしまうか分かりません。
そう、ページがギッシリ埋まらないうちは、このバインダーは取り扱い注意なのです。
もう第3号以降を買って、一刻も早く隙間を埋めるしかありません。
途中で購読をあきらめれば、歴史がつながらなくなるだけでなく、既存のページも破れて散逸してしまうのです。
第3号以降は490円です。
まとめ
とはいえ、このシリーズが売れるのはこういったテクニカルな理由ばかりではありません。
例えば、織田信長が乳母の胸を噛んでしまうようなやんちゃな子だったなどというマニアックな情報が網羅されていたり、アダムとイブの話は単なる神話だ(キリッ ・・・みたいにバッサリとまともな斬り方をするなど、一番のセールスポイントはなんといっても内容じゃないでしょうか。
学校の教科書もこれぐらい楽しく読めればいいんですけどね。
ではまた。