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神雅敏さんという男についてちょっとだけ知ってることを語るよ

      2014/12/17

誰の為に生まれて、何をして生きるのか、アンパンマンに教えてほしい@morley_jpです。

今日は、知ってる人は知っている、神雅敏さんという人がビジネスマンとしてどんな仕事をしてきたかということを、ドヤ顔で語ってみようと思います。

もしこの名前を聞くことがあったらこの投稿を思い出してほしい。

検索エンジンからここへ来た人ならもう神さんのホームページTwitter/Facebookをチェックしているかもしれないけど、そこらへんでは書かれていないことを書くからね。

神雅敏さんに初めて会ったのは10年位前

神(かん)さんとはたまたま何年か同じ会社で働いていました。

もともと出身会社は違うんですが、僕が勤めていた会社が神さんの勤めていた会社と合併(ほぼこちらが吸収される形)で同じ屋根の下?で働くことになったわけです。

とはいえ、お互い社員数千人を抱える会社でしたので、その中でお知り合いになれたというのはそれなりの縁(当時の僕の上司の影響)があったのだと思います。

僕は新卒入社してから数年間、営業現場で時には深夜まで残業しつつ、ようやく入社前からの念願叶って法的交渉部門への転属を果たし、神さんと出会う少し前までは、合併前の本社で相手方の弁護士さんと毎日交渉するような泥臭い仕事をしておりました。

名前は出しませんが、某元日弁連会長からアクロバティックな攻撃を仕掛けられてKOされるなど、大変良い勉強をさせていただいてましたが、その頃の話はまた別の機会に。

さて、神さんとの縁に話を戻します。

合併後に僕が配属されたわりかし大所帯な部署をマネジメントするため、神さん側の会社から腕利きの課長が差し向けられてきました。
本来は部長級がマネジメントすべきところ、本部長の信頼も厚く、課長職としては異例の抜擢でした。彼は後に部署の業績を目覚しく上げ、副社長(外資なので外人です)からの信頼を得ることになります。

この課長が赴任してまず探したのは、パソコンがそこそこできてこまごました仕事をサポートできる人間でした。スケジュールこそ管理しないものの、政治家で言う所の秘書的な役割と言ったら怒られちゃいそうですが、まあ、そんな感じです。
他の人々があまりパソコンの操作や資料作成に詳しくないということで、選ばれたのが僕です。

この課長、合併前の僕の居た会社では見かけなかったタイプで、発想の根本が経営者的な方でした。
社畜的な僕の人生をガラッと変えたのはこの人です。僕の中ではそれはもう、ドラッカーを知ったのと同じくらいの革命でした。

で、課長はそういう方だったので、社内で核となる人物、派閥とかそういう古典的なことじゃなくて、ビジネスのキーとなる人物を役職関係なしに嗅ぎ分ける嗅覚をお持ちでした。

ですから、社内に点在するキーマンが我々の部署を訪問しているのを知るなり、わざわざ呼び止めて部下である僕に紹介してくれたりしていたんです。

それで紹介してもらったのが神さんでした。

もう10年も前のことです。
神雅敏さんは今と同じようにパリッとスーツを着こなす、爽やかでスマートで、若くて腰の低い方でした。
彼は年下ですが当時係長級、僕はヒラでしたね^^;

神さんは少なくともその頃から若くして社の戦略を左右するような大きな仕事を任されていて、社内ではちょっと名の通ったキーマンだったわけです。

巨大で複雑な仕事を徹底的に整理して分かりやすくするのは神雅敏さんの得意技

僕はその後何回かの組織変更や転属を経て、たまたま神さんと同じフロアで働くことにもなりました。

僕と神雅敏さんは結構毛色が違うっていうこともありまして、同時期に同じ部署に居たことは一度も無いんですが、たまに彼の作成したドキュメントを読ませていただくこともありました。

まず驚いたのは、予算、人員、期間、インフラ、どれをとっても膨大で複雑なプロジェクトの資料が、神さんの手にかかると分かりやすくなってしまう、ということでした。
なんていうのかな、すらすらっと読める感じ、伝わりますかね?

外資系の巨大グループ企業ですので、大きなプロジェクトは必ず世界各地から派遣されてきている外国人役員が決裁することになります。
つまり、神雅敏さんが作成する資料はほぼ例外なく英訳されて、何人ものトップマネジメントのサインが入るわけです。
(もちろん日本人幹部のサインも入ります。)

巨大プロジェクトの全貌を徹底的に整理し、内容を端折ることなく、誰にでも分かるような平易な言葉で順序良く説明し、それでいて翻訳担当者が正しく英訳できるように工夫されている、秀逸な資料でした。

僕が元々入社した会社にはもちろん、合併後の会社内でもここまでプロジェクト管理に長けた人物はあまり居なかったように記憶しています。
実際、神さんを自分のところへ引き抜きたいという幹部を何人か知っていましたが、まさに社内のキーマンです。

神さんのこのような仕事ぶりを表面的に真似ようとした社員も居ましたが、全くダメでした。
スマートさだけではない、ハートの部分が無ければ神さんと同じような成果は出せません。

ビジネスレベルの英語で経営陣とコミュニケーションできる

神さんは英語もできます。
その頃僕は同じフロアの経営レポート系の部署に居ましたが、すぐ背中の方のデスクで、神さんがよく幹部と流暢な英語で話していたのを覚えています。

でも別に帰国子女というわけでもなく、どこかのボンボンでもなく、社会人になってから自ら努力して英語を身につけたのだと、人づてに聞いています。

仕事ができるだけでも英語ができるだけでもダメだってよく聞きますけれども、両方できる人を外資系企業の中で何人ご存知でしょうか?

神さんが昇格してゆく様を端から見ていましたが、眩しかったですね。

現場で大勢の部下と数字とカネをマネジメントした経験もある

神雅敏さんが手がけていたのはプロジェクト関連の仕事だけではありません。

僕は神さんよりも何年か前に会社を退職して別の道を選んでしまったのですが、その後も神さんの上司にあたる人など、何人かの方々と交流は続いています。

神さんは現場で大勢のエージェントをマネジメントするポストにも就いていたようです。
僕はそのポストについてよく存じていますが、例えば神さんの采配次第で人とお金などの業績が秒単位で左右されるようなポストです。

当時の神さんの上司(本部長級で僕はこの方の技術面での秘書みたいなこともしていました)にしてみれば、数年来、神さんのことが欲しいと願っていたためか、とても嬉しそうに神さんのことを話されていました。

そしてグループ中央に引き寄せられ、未知の世界へ

もう書くことはありません。
ここからは僕の知らない世界の話です。

神雅敏さんはその後も順調に業績をあげ、巨大外資系グループの中央に吸い寄せられるようにして、さらに昇格されたと聞いています。
僕から見たらもう、遂に雲の上のようなところまで行ってしまった感があります

・・・ところが!?

そんな輝かしい経歴とポストを捨てて全く新たな挑戦!

知り合いから連絡が来て、神雅敏さんが地方の新聞に載っているというので驚きました。

誰が見ても尊敬に値する企業で、すばらしいポストと報酬を与えられ、なに不自由ない生活が保障されているというのに、全部捨てて新しいことにイチから挑戦するとは何事かと思いましたが、ご自身の手でより大きな変革に関わろうと突っ込んでゆく姿には圧倒されます。

最後に

これからの人生どのような道を歩もうと、その墓石に偉大な功績が彫り込まれることを期待して、心から応援しています。

(さて、僕もそろそろ墓石に刻むべき生き様について真剣に考えないとね。)

神雅敏さんホームページ

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